不倫発覚の近藤真彦は芸能界引退へ一直線 ジャニーズの後ろ盾・人望・居場所…すべてナシ

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630コメント

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匿名さん

と、ジャニーさんに言われ、それがトシちゃんであることがわかった。ジャニーさんはトシちゃんを自分のだんなさま、僕らお気に入りのメンバーを愛人、そしてジュニアを恋人だとして接していた。
 トシちゃんはジャニーさんの期待どおりに、本当のだんなさまのような態度でジャニーに接していた。タレントの中でも「ジャニー」と呼び捨てにして、いばりくさっていられるのは、ジャニーさんの男で、さらにデビューしていたものだけだ。
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匿名さん

肉体的には男役でジャニーさんを悦ばせ、タレントとして稼いで、ジャニーさんに貢ぐというわけだ。
 僕の知っている限りでは三人。トシちゃんと東山と岡本がそれだった。
ある日、ジャニーーさんが当然のように、 「ちょっと、トシにこれ渡してきて」と、僕に書類を手渡したのだが、僕はそれまでトシちゃんを合宿所で見かけたことさえなかったし、トシちゃんがどこにいるかも知らなかった。
 僕が部屋を聞くと、ジャニーさんは、「知らないの?」と言いながら案内してくれたが、それが大部屋をさらに奥に入った、人が一人通れるかどうかの狭い廊下を向かった一番奥にある部屋だった。
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匿名さん

まるで隠し部屋だ。

 その隣にはジャニーさんの書斎と日焼けマシンがあった。
 そんなトシちゃんだが、一九八九年八月四日号の写真週刊誌『FOCUS』誌上に彼のオチンチン丸出しの全裸写真が掲載されて話題を呼んだ。当時はもうすでにトップスターだった彼の、デビュー当時の若い肢体がそこにあった。
 それを見た僕は「こんなのが出たか」というのと同時に、「いったい誰が持ち出したんだろう?」と思った。
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その写真は僕たち合宿所仲間なら誰もが見たことのある光景だからだ。そこは合宿所の風呂場だった。そこに立って、自分のペニスを誇らしげにむき出して撮影されているオフのトシちゃんの笑顔。それは悪ふざけで友達が撮るといった雰囲気のものではない。相手は恋愛対象か、それ以上の関係でなければ、あんなポーズがとれないことは誰でもわかるだろう。
 トシちゃんに女性の恋人がいてヌードを披露した……それだけでも、何よりのスキャンダルになったはずだ。普通なら、それをもみ消したいと動くものだろう。だが、本当はもっと複雑で、できることなら女性の恋人の噂にしておきたいくらいのものだったのだ。僕はその笑顔を向けた相手が誰だか知っている。
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匿名さん

まさに、ジャニー喜多川、その人なのだ。
撮影者はジャニーさん。間違いない。だって、トシちゃんだけではなく、みんな全裸写真を撮られているのだから。
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全裸・フリチン写真まで撮られるジュニアたち
僕たちジャニーズタレントにとっては、トシちゃんの写真なんか何のスクープでもなかった。
「ああ、あの中の一枚か」と、いう感じだ。あの中とは、ジャニーコレクションのことだ。
ジャニーコレクション……それは変態の極致である。
 今振り返ると、僕たちはいったいなんで、あんなばかげたことを日夜され続けてきたのだろうと、自分がしてきたことを思い出すのが怖いやら情けないやらで、なんともやりきれなくなる。でも、ジャニーの魔力によって狂わされてしまっていたのだからしかたない。
 とにかく、ジャニーズタレントのファンなら誰でもわかると思うが、彼らはデビュー当時、必ずといっていいほどお風呂やシャワーシーンのグラビア撮影がある。
性器はさすがに出ていないがほとんど素っ裸でセックスアピールをしなければならない。
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匿名さん

それ自体は人気を得るためだと理解できる。
 しかし奇妙なことに、タレントたちはそれに慣れきっているため、風呂の中でみんなで戯れているシーンを撮影されることを全く拒まないのだ。通常は恥ずかしいものだが、ジャニーズに入るとそれが日常なので、テレも何もなくなっている。特にジャニーさんには全身を知り尽くされているため、これ以上、何も恥ずかしさなどなく平気で裸体を晒せるのだ。トシちゃんの写真も合宿所のお風呂でジャニーさんに、「トシ、かっこいいよ! ポーズとって! あら、ステキなオチンチン」などとおだてられて、いつものようにパチリとやられた一枚にすぎない。
 トシちゃんの油断は、その写真が決してジャニーさんの書斎の秘密の引き出しから持ち出されることなく、ジャニーコレクションに永遠にしまいこまれるのだと信じきっていたところにあったのだろう。
 当時、僕たちジュニアはジャニーコレクションの存在も知らず、ただ、命令されるがままにジャニーさんに毎日写真を撮られ続けていた。
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フリチン、全裸でガッツポーズなんていうのは常日頃、合宿所にいたら自然に撮られてしまう写真
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盗聴器
しかし、自分との性行為を拒絶したというだけでタレントをバサバサ斬っていってしまう、そんな大手プロダクションの社長……許せますか?
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匿名さん

盗聴器をしかけた部屋で
ジャニーさんについて少しでも知っていれば、誰もが聞くことだ。「なぜ、そんなにも恐ろしいことが起こっている合宿所で、みんな文句を言ったり、ジャニーさんの話をしたり、他の人に訴えたりしないわけ? おかしいよ」
 僕も何度も聞かれたことがある。人間なら愚痴も出るだろうと。だが、それができないのが合宿所の魔の部分なのだ。
 とにかく某国の将軍様よろしく、愚痴や悪口どころか、少しでも噂をしたりすれば、首を切られてしまうのがあの事務所、ジャニーズ帝国の掟なのだから。
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合宿所では、ジャニーにどんないやなことをされようが、みんな同様に口をつぐんだままでいた。それどころか、ジャニー様を常に称えていた。
 特にいつも褒めていたのは東山だ。
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匿名さん

「いいか、おまえたち。ジャニーさんの言うことは何ひとつ逆らうな。こうして良い生活させてもらえるのも、ダンスのレッスンをさせてもらえるのもジャニーさんのおかげなんだ。ジャニーさんはいつもおまえたちのことを考えてくれている。あんなにすばらしい人はいない。ジャニーさんの言うとおりにしていれば、何も心配ない。決してジャニーさんを悲しませるようなことをするな!」
また東山のお説教が始まったかと、ジュニアたちはうんざりして聞いていた。
 毎夜、いやらしいことが繰り返されるその部屋で、その変態オヤジを褒め称える先輩アイドルたちに、僕は内心、「よくもそんなことを」と感じていた。
 そしてある日、いつも仲良くしてくれていた中村繁之が、その日に限って、あまりにジャニーを褒めるのが不思議だった。
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「ジャニーさんの言うことをよく聞いて。ジャニーさんの言うことは間違いないんだよ。そのうちデビューできるから。とにかくダンスをしっかり練習しな。がんばれよ」
まるで東山のようにジャニーヘの賛辞をくり返す。僕はなんだかよそよそしくて冴しかった。そのときだ。
 「何をお説教してるの? シゲ」
 ジャニーがなんだかうれしそうな顔をして部屋に入ってきたのだ。

おかしい、なんだかおかしい。
 そして、後から判明したこと。ある日、ジュニアの一人が噂話をしようとして、他の子が止めた。フンーッ」と口に人差し指をあてながら、もう一方の手でテーブルの下を指さすのだ。それを目で追ってみると、そこには小さな器具が不自然に貼られていた。

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「盗聴器だ!」
 みんな知っていたんだ。トシちゃんが、東山が、いつもジャニーを褒め称えること、シゲまでが気にして同じようなことを説教したこと、それらはみんなこの盗聴器の存在を知っていたからだろ

 だから、誰もジャニーを責められないのだ。そこで一言でもジャニーさんに関する悪口でも言おうものなら「YOU、もう来なくていいから」で三行半だ。
 せっかくあの吐き気に耐えて、レッスンに励んできたのに、ほんのささいな言葉で身を破滅させてはならないと、誰もが思っていたに違いない。
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まるで裸の将軍さまだ
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少年隊のヤラセデビュー初登場一位
僕が合宿所に出入りしていたころ、少年隊はダンスも歌も本格的、ジャニーズでは一番の、憧れの先輩だった。
 少年隊はそれまでもテレビにはいろいろ出演していて顔が売れていたが、レコードデビューは後からで、デビュー曲を出したばかりだった。
 僕がいつものように、居間でジャニーさんの膝に座らされて、まさに猫のように体中を撫で回されていたとき、一本の電話が鳴った。
 至近距離だから、間こうと思わなくても耳に入ってしまう。相手の声はTBSの人気番組『ザ・ベストテン』のスタッフからのようだ。
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「少年隊のデビュー曲がベストテン入りしましたので、よろしくお願いします」という出演依頼だったのだが、ジャニーさんは、「もちろん1位だろうな?」と聞いた。そして、「馬鹿ヤロー 少年隊を一位にしなければ、今後いっさいうちの他のタレントも出演させてやらないぞ1位 一位だ! 一位だ!と、すごい剣幕でまくし立て、電話を殴りつけるように切った。そのすぐ後に、「あ、YOU、ごめんね。耳元で大声だしちゃって」と僕の頬を撫でるのだから、その豹変ぶりには驚いた。
少年隊はかくして初登場一位の快挙を成し遂げたのである。万事がこの調子らしく、それまで芸能界を疑ったことがなかった少年の僕は、そのカラクリにあきれるばかりだった。なんでも力でネジフセてしまうのだから。
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それでも、少年隊は確かに実力と魅力のあるグループだった。それは東山の実直で勤勉な完璧主義があったからかもしれない。すべて抜かりなく?するグループだった。
 なにしろ植草カッチャンはあまりレッスンも好きではなく、あのまま明るく奔放な性格でいつもバカを言ってはみんなを笑わせた。ニッキこと錦織はなんだか影の薄いタイプであまり印象的でない。なによりヒガシだ。
 彼はまだ十代だったのに、まるでジャニーの息子のように、既に二代目社長のような雰囲気すら感じる男だった。
とにかく神経質。自分の部屋はいつも整理整頓されていて、棚のTシャツもまるでブティックのように整然と析りたたまれ、色別に整理されてさえいる。
 下着に、いやパンツにまでアイロンをかける様は、ジュニアのパンツにいちいち刺繍で名前をつけてあげているジャニーさんを彷彿させる。
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匿名さん

 諸星が自伝に書いていたが、財布の中のお札を番号順に並べているということは僕も知っている。これだけ潔癖症、完璧主義の男がいるだろうか。ちょっとうすら怖いくらいの神経質さである。
 僕たちジュニアが自分の部屋に入るといつも、汚すなと怒っていた。口を開けばお説教だった。
子供たちはうるさい老人のような彼のことがうっとうしくてしかたなかった。
 そんな彼だから、相当真面目だと思うだろう? それが実は……。
ヒガシは変質者? 二重人格?
ヒガシは潔癖症だった。だが、その反面、常人ではちょっと考えられないようなことをよく行っていた。
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匿名さん

例えば、後に僕とともにライブ活動をした元ジュニアの倉田という子が合宿所に初めて呼び出され、ジャニー‘の被害に遭いそうになったときのことだ。被は泊まるつもりで合宿所に来たわけでなかったので、着替えのパンツを持っていなかった。
 「パンツがない」とつぶやいた倉田に、ヒガシは「なんだ、パンツも持ってないのか」と言いながら、自分のパンツをその場で脱いでポイッと投げてよこしたというのである。
さすがに脱ぎたてホヤホヤの他人の男のパンツ……それをはくことができず、遠慮をしたようだが、普通はちょっと考えられない行為だ。自分は少しでも汚れた下着は丁寧に洗ってぴっちりとアイロンまでかけるというのに。
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