匿名さん
「泣ける」要素があるとすれば、死んだおばあちゃんがのび太が成長した姿を見て嬉しく思うところ、子どもが産まれて喜び、想いを込めて命名するのび太の両親の姿のあたりに、観客が自分の亡き家族や子どもが誕生したときの記憶を重ねて泣く、というものだろう。「ガラガラ」「気持ち悪い」? 『STAND BY ME ドラえもん2』はそんなに悪い作品か?(飯田一史) - Yahoo!ニュース
Twitterで「ドラえもん」と入れると連想検索に「ドラえもん ガラガラ」などと出てくる。11月20日公開の『STADN BY ME ドラえもん2』についてだが、果たしてそんなにひどい内容なのか――
そこまで泣かせに来ているストーリーとは思えない。
話の筋としては、「ほっとけない」という理由で結婚を選んだしずかちゃんに対して大人ののび太が「僕じゃしずかちゃんを幸せにできない」と自信をもてないことが原因で逃げたものの、最終的にはおばあちゃんとしずかちゃん、のび太誕生時の父母から「そのままでいい」「いてくれるだけでいい」と肯定され、愛を感じることで自信を得る、というものになっている。
これを好ましく思うかどうか、というのが評価の根幹に関わるポイントだろう。
本作に対してなぜ女性(特にしずかちゃん)が一方的に愛を与える側にならなければならないのかという批判がすでに出ており、それに対しては「もっともだ」と言うほかない。ただ、大人になったジャイアンやスネ夫の振る舞いと合わせて見ると、彼ら同様しずかちゃんも「しょうがないやつだなあ」と思いながらも、のび太のいつまで経っても変わらない姿を愛おしく思っているように感じた。