匿名さん
「夫と一緒に家にいると、たとえ別々の部屋にいたとしても、どうしようもなく息苦しくなります。空気が重いとでもいうのでしょうか。挨拶と連絡事項の会話はありますが、本当にそれだけ。この先何年も、この重苦しい雰囲気の中でずっと生活していくのかと思うと、気が滅入ります。生活の心配さえなければ、迷わず離婚するのですけどね…」(Aさん)家庭内別居を選んだ3人の妻が語る「わたしが離婚をしない理由」 | LIMO | くらしとお金の経済メディア
厚生労働省が公表している『人口動態調査』によると、2019年に離婚をした夫婦は、20万8496組。今、この瞬間にも『離婚』の2文字が頭をよぎっている人もいるでしょう。実際に離婚をした場合、『シングルマザー』、もしく『おひとり様』としての将来を見据えた生活設計が必要となります。夫に不満を持っている女性の中には、「お金さえあれば離婚するんだけど…」という本音を心の中に隠しつつ、とりあえず夫婦としての体面を保っているという人も。今回は、そんな女性たちの中でも、『離婚』ではなく、『家庭内別居』を選んだ女性3人にお話を聞くことができました。
「今は母子家庭と、独身のおじさんでシェアハウスしている感じです。年に数回、親戚の集まりに出かける時だけ、『仮面夫婦』という状態ですね。ただ、時々考えちゃいます。お互い、この先、病気とか介護とかいう話がでてきた時、お互いをちゃんと看ることができるかどうか…。おちおち病気になんてなれませんね…」(Bさん)
「夫は、気が小さい人で、外では「穏やかな人」で通っていたようです。でも、家の中では、機嫌が悪いと、すぐに怒り出して私を罵倒するような人でした。時々手をあげられることも…。まさにモラハラですね。私は専業主婦で経済力もなかったですし、田舎の両親は『離婚なんてとんでもない』という考え。たとえ相談しても『我慢しろ』といわれるのは目に見えていました。とてもじゃないけど離婚に踏み切れる状況ではなく…。そのまま惰性で共同生活をしている、という感じですかね…」(Cさん)