親の期待に応え続けた「いい子」が30代で陥る人生の落とし穴

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匿名さん



親の期待に応え続けた「いい子」が30代で陥る人生の落とし穴 手がかからない子ほど要注意

子を持つ親にとって、「いい子」に育ってほしいというのは普遍的な願いだろう。だが、明治大学文学部教授の諸富祥彦氏は、「手がかからないいい子というのは、のちのち手がかかる人間になりやすい」と指摘する。教育の専門家16人が、先行き不透明な時代の子育てに「これだけは大切なこと」を語った書籍『究極の子育て 自己肯定感×非認知能力』(プレジデント社)から、その論稿を抜粋して紹介する。
わたしが過去に出会った女性を例にしましょう。彼女は、母親からこんな言葉をかけられ続けて育ちました。

「お母さんは英語をきちんと習いたかったから、あなたにはそうしてほしい」
「お母さんは、本当は学校の先生になりたかったから、あなたにはそうなってほしい」
「そうするのが、あなたにとってもいいことだと思うよ」

彼女は、母親の期待にしっかり応えて英語の教師になりました。そして、それが母親のためにやってきたことなんて思うこともなかったし、自分にとっての幸せだと信じて疑うこともありませんでした。

ところが、35歳くらいになったときに、突然、「わたしの人生って誰のものなのか」「わたしの人生は空っぽじゃないのか」という思いに襲われて、心が不安定になったのです。
<略>
また、職場や家庭などの人間関係においても多くの壁にぶつかります。

自分がなにをどうしたいのかということがわからないため、「わたしはこうしたい」という交渉ができないからです。そうして、我慢に我慢を重ねて不満を限界までため込んだ揚げ句に、「わたしを大事にしてくれない!」と怒りを爆発させるということになる。
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