匿名さん
社会じゃ当然のルール「『うっせぇわ』は子どもに歌わせない」という親たちに伝えたいこと(島沢 優子)
YouTubeで大評判となっている『うっせぇわ』。子どもたちはじめ夢中になる人が続出する反面、「歌詞を真似したら困る」など反対の意見も多くあるという。ジャーナリストの島沢優子さんが考察する「うっせぇわ」の効果とは。
不文律最低限のマナー
それらに対して「うっせぇ」と毒を吐く。そして「現代の代弁者は私やろがい」と未来を生きる権利を宣言する。
けれど、その辛辣な「うっせぇわ」は、実は「私の話を聴いてよ」という心の叫びではないか。日本社会のマウント体質へのレジスタンスであり、若者たちの鎮魂歌なのかもしれない。
(中略)
尾崎の『卒業』や『15の夜』だって、歌詞の内容が批判にさらされていた。
「盗んだバイクで走り出す」「夜の校舎 窓ガラスこわしてまわった」は犯罪行為だと言われ、「校舎の裏 煙草をふかして」は未成年の喫煙描写だと抗議を受けた。
だが、年月が経って人々はその本質に気づき、歌は「名曲」になる。