姓違っても「絆薄まらず」 ペーパー離婚した夫婦の訴え

姓違っても「絆薄まらず」 ペーパー離婚した夫婦の訴え

12コメント

いいね! LINEで送る ブックマーク メールで送る

このトピックをブックマーク

1

匿名さん



姓違っても「絆薄まらず」 ペーパー離婚した夫婦の訴え:朝日新聞デジタル

 8日の「国際女性デー」を前に、民法の夫婦同姓の規定が違憲と訴えた「夫婦別姓訴訟」に原告として参加した奈良県香芝市出身の大学准教授(家政学)の吉井美奈子さん(44)、吉井さんの夫で県内の公務員の谷正友…

吉井さんは2002年、中学校の同級生だった谷さんと結婚した。吉井さんは当時は大学院生。名字が変わると、それまでに自分が書いた論文が認知されなくなることを恐れた。同時に「途絶えさせたくない」と父の姓も守りたかった。

吉井さんと谷さんは当初、事実婚も考えたが、親類の反対や税制上の不利益も考え、法律婚を選んだ。長男、次男が生まれ、いずれも谷姓となった。


提訴後、2011年11月に長女が生まれた。長女は通称として吉井姓で育てることにした。「きょうだいで名字が違ったら、かわいそう」という周囲の声もあったが、「やってみないとわからない」と思った。

吉井さんは「仲が良いときは良いし、けんかをする時はする。他の家族と変わらない」。谷さんも「名字が違うからといって、それで絆が薄まることなんて本当にない。他の家族との違いを探す方が難しい」と話す。

18年、吉井姓が長女のアイデンティティーになっているとして、通称の吉井姓をパスポートに併記するよう旅券事務所に訴えたが、かなわなかった。やむを得ず、長女の戸籍姓を吉井にするためペーパー離婚し、事実婚に切り替えた。
-1
0