裁判員が見た「ワンオペ育児」殺害 母として教育者としての願い

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匿名さん



裁判員が見た「ワンオペ育児」殺害 母として教育者としての願い | 毎日新聞

 母として、教育者としてどう裁くのか――。生後7カ月の三女を死なせたとして、知的障害のある女性(37)が殺人罪に問われた公判で、裁判員を担当した佐藤恵さん(30)=大阪府茨木市=が毎日新聞の取材に応じた。4人の子育てを1人で背負う「ワンオペ育児」の末に起きた悲劇。自らも1児の母で、障害者らの教育に携
当初は「ひどい事件だ」と感じたが、公判が進むにつれ、「女性も自分ができる範囲で精いっぱい頑張っていたのだろう」と思いを巡らせるようになった。

被告人質問でうまく自分の思いを伝えられず「分からない」と繰り返す女性だったが、検察官から三女の写真を示されると両手で顔を覆い、泣き崩れた。佐藤さんは「すごく大切にしていたから『ごめんなさい』という涙だったのだろう。我が子への愛が伝わってきた」と話す。

障害者と身近で接してきた佐藤さんは、裁判の進め方に課題も感じた。法廷では難しい法律用語が多用され、知的障害のある女性がどれだけ理解できたか疑わしい。「平易な言葉や視覚的な工夫、サポーターを配置するなどの支援があれば、当事者にも実りのある裁判になるのでは」と指摘する。

乳児が転落した市営住宅の階段付近を調べる捜査員


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