匿名さん
施設長による食事の介助も拷問のようだったという。早く切り上げたいためか、老人がゆっくりと食べるのを待つことができず、次の食べ物を無理に口に運ぶ。そのため、老人が食べ物をのどに詰まらせることが続いた。それが繰り返された結果、肺に唾液などとともに細菌が入り込んで起きる誤嚥性肺炎で入院する人も1人や2人ではなかったという。「老人の体調が悪くなっても救急車を呼ぶな」介護現場で高齢者への“虐待”が起きる深刻なワケ | 文春オンライン
世界有数のスピードで高齢化が進む日本。介護業界に関する公的な補助制度の整備は、現場が求めるレベルに追い付いているとは言い難い。そんな中、徐々に顕在化している問題が、介護現場で起こる高齢者に対しての虐待…
誤嚥性肺炎は救急車を呼ぶほどではなかった。しかし、元職員は「このホームでは12年からの約2年間に10人ぐらいのお年寄りが亡くなった」とも証言する。亡くなった老人のなかには、目に見える体調の悪化があったのに、救急車を呼んでもらえなかったケースがあったという。元職員は施設長から「老人の体調が悪くなっても救急車を呼ぶな」と厳命されていたからだ。その理由について施設長は「前に救急車で運ばれた後に死んだら、あとから警察が調べに来て、大変だった」と話していたというのだ。