「日本にも様々な差別があると気づいた」 歌手クリス・ハートが日本人に伝えたい思い

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匿名さん



「日本にも様々な差別があると気づいた」 歌手クリス・ハートが日本人に伝えたい思い 〈dot.〉

「黒人差別の問題について、最初は話さないほうがいいと思っていました」――J-POPのカバーで人気を博し、NHK紅白歌合戦にも出演したアメリカ出身の歌手、クリス・ハートさんはこう語る。白人警官による黒人...
「黒人への差別は(歴史的、社会的な)体系的な問題。理解するためには正確な知識が必要だと思います」というクリスさん。10年以上日本で暮らしてきた彼が感じているのは、肌の色や性別、年齢などで人を判断するステレオタイプな視線だという。

(中略)

またクリスさんは昨年、Instagramを通して「差別されたことはありますか?」とファンに問いかけた。シングルマザーや外国籍の人、障害を持った人、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子どもを持った親などから多くのエピソードが寄せられ、「日本も様々な差別やいじめがある」と気づくきっかけになったと語る。

「シングルマザーというだけで、『業務をこなせないのでは』と決めつけられて仕事に就けないこともあるし、外国人というだけで賃貸契約ができないこともある。そういう一方的な思い込みのなかには、差別意識も含まれていると思います。まず必要なのは、一人一人が自分の経験を話すこと。それを共有することで『自分だけの問題ではないんだ』と認識することも大事ですよね」

(中略)

最後に「差別や偏見をなくすために、何が必要だと思いますか?」という質問をぶつけてみると、こんな答えが返ってきた。

「私の子どもはハーフですが、友達から『黒っ』と言われることもあります。子どもには『肌や髪のことを言われても気にせず、がんばろう』と伝えなければいけないですが、それだけでは何も変わらない。たとえば小学校でプログラムを組み、『すべての人があなたたちと同じではない。違いを認めて、理解することが大事だよ』と教えないといけないと思います。そうやって一人一人を守る文化が生れれば、日本はもっと良くなるはずです」
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