お見合いの場に現れた、嫌われることに気づけない「予想外の行動」を取る男たち

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匿名さん



お見合いの場に現れた、嫌われることに気づけない「予想外の行動」を取る男たち | 週刊女性PRIME

お見合いは、人生の伴侶になるかもしれない人との出会い。“素敵な人だといいなぁ”という期待と、“プロフィールとまったく違う人がきたらどうしよう”という不安が入り混じった気持ちで、お見合いの場に出向いて行くと思います。ライターをしながら、仲人としても婚活現場に関わる筆者が目の当たりにした婚活事情を、さまざまなテーマ別に考える連載。今回は、「お見合いに現れた、予想外の行動を取った人たち」について記していきます。
お見合いに来た男性は、お相手を探そうと視線をキョロキョロさせるのが常ですが、彼は人を探す様子もなく、すっと立ったまま。麻美さんは、スマホにあるお見合い写真と現れた男性をもう一度見比べ、雅也さんだと確信し、声をかけました。

「あの、雅也さんですか?」

 すると、その男性は麻美さんを上から下へ軽く一瞥し、フッと小さな溜息をつくと、ニコリともせずに言いました。

「あ、はい、そうですけど」

 その反応は、明らかに麻美さんを一目見て気に入らなかったような返答でした。

(中略)

こちらが一生懸命に話しかけているのに、返ってくるのは、「ええ」「はあ」「そうですか」という、どうでもいいような相槌ばかりだったので、笑顔だった麻美さんも流石にムッとしてしまいました。

 彼女の表情の変化に気づいたのか、お見合いから20分経ったところで、雅也さんがいいました。

「僕は、これで失礼します。ここでゆっくりしていってください。お茶代は、あなたの分も払っていきますから」
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