匿名さん
万事順調なはずのOさん親子。その後の予想しなかった展開に困惑しているそうです。中学受験の大誤算。経験者が語る「こんなはずじゃなかった」 | LIMO | くらしとお金の経済メディア
子供が小学校4・5年生になると、周辺がそわそわしてくるのが中学受験をするかどうかという話題。近所や同じクラスの子の動向に、敏感になっている人も多いのではないでしょうか。今回は、自身が中学受験をして痛い目にあった、子供が中学受験をして想定外のことが起きたなど、中学受験をした親子のエピソードを紹介します。経験者の声から、改めて中学受験について考えてみましょう。
「入学後、どうも成績が上がらず、次第に娘は『学校に行きたくない』と言い出したんです。詳しく聞いてみると、『これまでがんばる理由だった中学受験に合格し、もう何を目標にがんばればいいのかわからない。そもそも勉強は好きじゃない。ママが喜ぶからやっていただけ』と言われ、愕然としました。現在も学校には行けたり行けなかったりですが、せっかく入学したので、なんとか復帰してほしいと願うばかりです」
最後は、息子と娘をそれぞれ中高一貫校に進学させたKさん(58歳)の意見。ぜひ知っておきたい、中学受験の「その後」について教えてもらいました。
「子供2人には幼稚園のときから習い事をさせ、地元の中高一貫校から東京の大学に進学させました。息子は大学進学で上京した途端、遊びほうけて留年。6年間かけて大学を卒業した後は定職にもつかず、バイトで稼いだ生活費も底をつき、今では実家で暮らしています」
息子さんの現状には不本意だろうと予想できますが、お嬢さんはどうなったのかというと…
「娘は大学で心理学を学んでいたんですが、『やっぱり絵を描くのが好き!』と言い出し、卒業後に絵の専門学校に再入学。今では細々とイラストレーターをやってます。FPに老後資金の相談をしたとき、『これまで教育にお金をかけすぎたせいで、収入に対して老後資金が少なすぎる』と言われる始末。先行投資をまったく回収できず、何のために時間とお金をかけたのか、ため息ばかりです。まぁ、2人とも元気で生きてくれているだけで良しとします」