緊急事態宣言下で「自粛をやめてしまった人」の頭の中で起きている

緊急事態宣言下で「自粛をやめてしまった人」の頭の中で起きている"ある変化"

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匿名さん



緊急事態宣言下で「自粛をやめてしまった人」の頭の中で起きている"ある変化" 「確証バイアス」が耳をふさぐ

感染拡大防止のため、政府は緊急事態宣言を出しているが、人の流れはあまり減っていない。なぜなのか。筑波大学の原田隆之教授は「その理由は政府への不信感だけではない。コロナに強い不安を感じるがゆえに、自分に都合の悪い情報を遮断してしまう人たちがいるからだ」という――。
…「では、なぜコロナ対策を続ける人と軽んじる人がいるのか」「その両者を分けるものは何か」という問いである。
(略)
強い不安が続くことは、人間にとって不快な状況である。したがって、人はそれを緩和させようとしてさまざまな対処を取る。
(略)
そのとき、よくある窮余の策として、一番変えやすい所を変えることで、急場をしのごうとする。最も手っ取り早いのは、コロナに対する自分の「認知」を変えることである。すなわち、「コロナはただの風邪」と決めつけ、「楽観バイアス」を抱くようになれば、少なくとも一時的には不安を紛らわせることができるようになる。非常にお手軽な方法だ。

こうなると次に「確証バイアス」が生まれる。これは、自分の認知に都合のよい情報だけを取り入れ、不安を思い出させるような都合の悪い情報を遮断するという認知バイアスである。

「コロナはただの風邪」だと思いたいのに、「強力な変異株が生まれた」「感染爆発だ」「医療崩壊だ」などという不安を喚起させる情報は、聞きたくないのである。さらには、耳を塞ぐだけでなく、そのような情報を発信する人々を攻撃することもめずらしくない。
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