匿名さん
いま、家族がいるから大丈夫と思っていても、家族の中で孤独を感じることもある。夫婦二人暮らしでも、どちらかが必ず先に逝き、残された人は一人になる。孤独とストレスは肥満より死亡リスクが高い 一人暮らしでの対処法
どのように老い、死を迎えるかを考えたとき、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師は、自分自身を上機嫌にして老いを楽しむ「老い楽死」がよいと思うようになった。老いを楽しむための障害とし…
結局、孤独に対処するには、「気」のもちようが重要になるのではないか。老いは個人戦である。一人暮らしでも、同居人がいても、精神的に自立し、一人で生きる覚悟をもつことが必要なのだと思う。
一方、「社会的孤立」は、自分で何とか解消できる部分もある。以前、安楽死問題で対談した脚本家の橋田壽賀子さんは、「友だちはいらない」と言い続けていた。夫に先立たれてから一人暮らしだったが、行きつけのレストランのシェフや、スポーツジムのトレーナー、仕事関係の人など、さまざまな人たちとのつきあいを続けていたそうだ。
心の中をさらけだすような濃厚な人間関係ではなく、ほどよい距離感のゆるやかな関係があることが、老いを生きるうえでは、大事なセーフティネットになる。それは、人によっては介護サービスになるかもしれないし、顔なじみのご近所さんかもしれない。