匿名さん
加藤: 今思い出してもハードでした。実はそのこともあって、20代中盤、後半くらいのときには、もう完全に芸能界を辞めようと思っていたんです。当時はレギュラーが7本あって、ほぼ毎クール連ドラも入っていて、その合間に映画を撮ってという生活で……。周りからは「いいね」と言ってもらっていたんですけど、僕の中では確実に何かが削られていく感じがあって。「芸能界を辞めようと思っていました」人気絶頂でレギュラー降板…加藤晴彦が初めて明かす“20年前の真相” | 文春オンライン
デビュー直後からドラマにバラエティにと、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍していた加藤晴彦さん(46)。社会現象にもなった『神様、もう少しだけ』や、恋愛バラエティ『あいのり』など、今でも“伝説”と称される…
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その頃は過労で斑点ができたりして、自分でも「えっ?」ってなったり。
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それでちょっと車が走り出したら、精神的にいっぱいいっぱいになってきちゃって。気づいたら、「ちょっとごめん。家に戻してくれー!」って言っていたんです。でも、マネージャーさんはこっちの事情は知らないから、「またー、そんなこと言って」と返されてしまって。そこで全てが一気に辛くなってきて、「もう待ってくれ!」って訴えて、家に戻ったんです。それで、そのまま布団を被ったら、涙がブワァーと出てきちゃって……。
――なぜ泣いているのかは、自分でも……。
加藤: わからないです。でも、そこで事務所から電話があって、早く仕事に行くように急かされたりして、なおさら「なんだ、これ」みたいになって。そういうことがあったので、偉そうなことを言える立場じゃないんですが、どうしても仕事をセーブさせてもらいたくて、こちらからお願いして番組を辞めさせてもらうこともありました。