匿名さん
苛原氏は、判定基準などを示した受精卵の取り扱いガイドラインを作成する考えも示した。臨床研究には全国109の医療機関が参加している。今後、実施施設は増える見通しだ。日産婦は現時点で「最初の体外受精から検査を使うことは想定していない」としているが、対象範囲は今後議論になりそうだ。不妊治療に着床前検査 「障害者を苦しめる」関係団体が懸念 | 毎日新聞
不妊治療の一環として行う「着床前検査」を条件付きで認める方針を、日本産科婦人科学会(日産婦)が23日、打ち出した。日産婦が方針を明らかにしたこの日のオンラインシンポジウムでは、「異常」な受精卵を選別し排除する検査の拡大が、障害者の生きづらさにつながりかねないとの懸念も聞かれた。
シンポでは、日本ダウン症協会が意見書を出した。意見書は「対象疾患が排除すべき疾患として固定観念化されることは今を生きる障害者を苦しめることになる」と指摘。検査がマススクリーニング(一斉検査)化につながらないような制度設計や検証を求めた。