匿名さん
医学は進歩したものの、座高の高さと人間の生活機能の因果関係が解明されることはないまま、戦後の学校でも測定が長年続けられました。昭和の小学校で当たり前だった「座高測定」が知らぬ間に姿を消したワケ | アーバン ライフ メトロ - URBAN LIFE METRO - ULM
学校で定期的に行われる身体測定。そのなかでも、昭和世代にとって印象的だったのが座高測定でした。エデュケーショナルライターの日野京子さんがその歴史を解説します。
座高測定は2016年度から廃止となり、現在は行われていません。その背景には、文部科学省が2012(平成24)年から「今後の健康診断の在り方等に関する検討会」を9回開催する過程で、座高測定の省略についての意見が上がってきたためです。
文部科学省は2014年に「学校保健安全法施行規則」の改訂を決定。そのなかに座高測定の廃止も含まれており、2015年度を最後に学校での身体測定から姿を消しました。約80年も続けられてきた座高測定ですが、その終わりはあまりにも静かなものでした。