アパレル業界で増える「ジェンダーレス」 ＧＵも発信

　アパレル業界で広がる「ジェンダーレス」ファッション。ＧＵがユニークな方法で発表会を行いました。　きょうＧＵが発表した来年の春に向けた新商品。カラフルな服を身にまといランウェイを歩くのは、義足のモデルやリアルサイズモデル、レディースを着こなす男性モデルなど個性豊かなモデルたちです。さらに、男女問わず商品を選びやすいように、ＸＳや３ＸＬといった特別サイズの数量を今年の秋から増やしました。ＧＵは、性別や年齢にとらわれないファッションを発信したい考えです。 　「ジェンダーレス」を打ち出す動きは、いま、アパレル業界で増えていて、たとえば三陽商会が今年９月から男女兼用のニットなどを販売しています。背景にあるのは、「多様性」の重視や「自分らしさ」を大切にしたいという意識の高まりで、Ｚ世代と呼ばれる１０代から２０代の若者を中心に支持を集めています。 　今後、Ｚ世代が消費のメイン層となります。企業の持続的な成長という意味でも、いまや「多様性」への配慮を欠くことは経営リスクに直結する時代になっているといえます。