匿名さん
反対した母親は中絶手術を勝手に予約しようとした。おなかの子を拒否された感覚になり、「私が絶対守る」と出産を決めた。卒業してすぐに工場で働いた。エコーに写る胎児の写真が心の支えだった。1日半の陣痛を乗り越えて長男(14)を産んだ。だが、その先の世間の目は厳しかった。中3、予期せぬ妊娠 「心身ぼろぼろに」 産後うつ 長男への愛情が支えに | 上毛新聞社のニュースサイト
産後の女性が精神的に不安定になる「産後うつ」。発症の原因はさまざまあるが、10代で出産する「若年出産」もその一つとされている。「予期せぬ妊娠」をした少女が1人で抱え込み、追い込まれてしまうケース...
2人で散歩すると姉弟に見られた。若い母親に驚き、「虐待していない?」と言う人も。産後3カ月ごろからは外出できなくなった。常に視線を感じるようになり、怒りとストレスを自分に向けた。「あなたに子育ては無理」と言われたくなくて周囲に相談できず、長男への愛情だけが支えだった。
「心も体もぼろぼろ。本当につらかった。産後うつだったと思う」。女性は当時の自分をこう振り返る。