匿名さん
■若い世代がおせちを作り始めたのはなぜ?20、30代が「おせち料理」を作り始めた納得の理由 | 家庭
自宅で過ごす時間が増えたコロナ禍、若い世代のおせち作り熱が高まっている。インスタで、「#おせち料理」で検索すると、従来の重箱に詰められたものから、ワンプレートのものまで、さまざまなおせちが出てくる。…
対面では、10年以上おせちを教えてきた今井氏は、「家族ができたときに、おせちを作れるようになりたいという人は多いです。フレンチのおせちなど市販のものに、好きなおせちを組み合わせたいという人が多い印象があります」と話す。
「市販品をすごくおいしいとは思っていないのに、1万円以上出すのは金額と見合わない。親が買うならまだしも、自分が買っておいしくなかったらつらいから、自分で作ろう、となるのではないでしょうか」とも推察する。
おせちに込められた縁起も好きだという。「『来年はもうちょっとお金にゆとりがほしいな』と思いながら、金運上昇の意味がこもるきんとんを作る。『子どもに勉強してほしいな』と思いながら、知恵を表す巻物の形をした伊達巻を作る。1つひとつの料理に込められた縁起を伝えながら教えるのも楽しいです」と話す。
■おせちのレシピも変化している
それでもおせち、というと、「時間がかかる」「難しい」というイメージがある。が、今井氏によると、生活背景も変わっているので、レシピも変化しているという。
「最近は、炊き合わせの食材を別々に作る人は少ないと思います。いっぺんに煮るので、全部同じ薄茶色になっているけど、そのほうが簡単です。黒豆も最初から味付けをした水で戻す。昔は家にある古釘を入れましたが、そういうものがない今は黒豆用の鉄や古釘が市販されています。それは後でぬか漬けに使えます」(今井氏)