叶わなかった夫婦別姓「申し訳ないが改姓してほしい」夫に懇願された私は名字を変えた

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匿名さん



叶わなかった夫婦別姓「申し訳ないが改姓してほしい」夫に懇願された私は名字を変えた - 弁護士ドットコムニュース

2021年6月23日、最高裁大法廷は民法が定める夫婦同姓の規定は「合憲」との判断を示しました。その後、選択的夫婦別姓の制度導入を求める裁判が次々と最高裁で敗訴するなか、制度に対する関心は高まりつつあります...
彼は、自分が名字を変えずに結婚することは当たり前だと思っていました。長男であるため、両親も当然のように名字を継ぐことを期待していました。とはいえ、私も長女なのは一緒。「あなたが長年使った名字を変えたくないのは私も一緒。名字はアイデンティティーの一部だから」と何度も話し合って伝えました。彼も徐々に理解してくれました。

約1年間話し合い、最終的に「本当に申し訳ないが改姓してほしい」と頭を下げた彼の姿を見て、私が音を上げました。20年以上彼が信じて疑わなかった「家族は同じ名字でいるもの」という価値観は、簡単に変わるものではないと判断したのが正直な気持ちです。

事実婚のカップルたちが夫婦別姓を求めて起こした裁判で、最高裁は2021年6月、夫婦が同じ名字を名乗らなければならない今の制度は合憲で、「女性側が不利益を受けることが多いとしても、通称使用の広がりで緩和される」と判断しました。名字はアイデンティティーであることを無視した考えだと思います。それなら、合憲と判断した裁判官は、実際に改姓を迫られたら「通称が使えるから構わないよ」と応じるのか聞きたいです。
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