匿名さん
■2020年、世界の「人助け」は過去最高に「中国が急上昇し、日本が最下位に」年末に公表された"残念な世界ランキング"の中身 寄付も人助けもしない国
1980年代以降、世界中で格差は広がり続けており、コロナ禍でこの傾向は加速した。一方、コロナ禍で人助けをする人の数も増えたという。ジャーナリストの大門小百合さんが、2021年末に公表された、国際的な「格差」と「人助け」に関する報告書を読み解く――。
インタビューの質問は、世界金融危機後の2009年から「この1カ月の間に、見知らぬ人、あるいは、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか」「この1カ月の間に寄付をしたか」「この1カ月の間にボランティアをしたか」という3つから成り立っている。
■中国は急浮上、日本は最下位
それでは、総合順位最下位の114位はどこか?
答えは日本である。前回の107位からさらに下がってしまった。
「日本は歴史的に、先進国としてはめずらしいほど市民団体が少ない。チャリティーの規則は複雑で、国の対策に対する期待が高く、組織化された非営利団体の登場は比較的新しい現象だ」とレポートは分析する。
調査項目の1つ「見知らぬ人を助けたか」という点においても、日本は114位と最下位だった。
(一部抜粋)