匿名さん
ホームは常に人手が足りておらず、「毎日お風呂に入れてください」「散歩に連れていってください」とお願いしても、「やりますやります」と言うばかりで、実際にはやらずじまいなのだ。82歳の母親を「入居金0円」の老人ホームに入れて、大後悔した一人娘の悲劇(酒井 富士子) @moneygendai
両親の介護は突然やってくるが、いざという時にならないと自分のこととして受け止めにくい。そのせいで初期対応が遅れてしまうこともある。突然の母の介護で「破産寸前」にまで陥った女性の事例を例にして、普段から意識しておくべき心構えを紹介したい。
介護職員が誰も付き添わず、老人だけで食事をしているのを目撃した時は、恵子さんもさすがに心臓が止まりそうになったという。仮に食べ物を喉に詰まらせた入居者がいたとしても、その状況では助からないだろう。
ようやく老人ホームに入居できたが、実家をそのまま残していたため計算外のこともあった。誰も住んでいないにもかかわらず電気ガス水道などの基本料金がかかるし、固定資産税などもかかる。初江さんの年金収入も手取りが12万5000円ではなく、そこから社会保険料などが天引きされる。
そんなこんなで老人ホームの利用料と実家の維持費がかさみ、入居から半年も経つと預貯金は100万円ほど減っていた。意外と減りが早いことに、恵子さんはあせったという。