匿名さん
渡邉さんは、「コロナ禍で不登校が増えるのは当たり前」と言い切る。小中学校の不登校児童が過去最多の19万人超え!コロナで学校に行けなくなった子どもたちのSOS | 週刊女性PRIME
新型コロナウイルスとの闘いが長引くにつれ、学校へ行けなくなった子どもたちが急増している。友達と触れ合えず給食は「黙食」、親たちの夫婦仲も悪化……等々、感染拡大が与えた影響は計り知れない。子どもたちに今、何が起きているのか。SOSを聞き取り、寄り添い続けてきた支援現場からレポートする。
「コロナ疲れで週に何度か学校を休むケースが目立ちます。ストレスが強まり、いじめを生むこともあります。私が関わった学校でもいじめがあり、対応に追われた担任は休職しました」(渡邉さん、以下同)
(略)前述のとおり不登校の数は過去最多を更新、今では1クラスに1人以上、不登校の子どもがいる状態だ。
「それだけ子どもたちは疲れているし、コロナ禍で不安を覚えています。しかも、不登校になると、学校側は再登校させることばかりを考えてしまいがちです。問題を担任や学年任せにせず、学校として対応しないといけません」
高校の状況はどうか。文科省によると、不登校は4万3051人。特に単位制の高校で1万4175人と多い。
都内を中心に、高校で出張授業や相談を行うNPO法人『若者就職支援協会』理事長の黒沢一樹さんはこう話す。
「いまやオンラインで授業を受けることがスタンダードになりつつあります。そのためなのか、友達同士での会話が減っています。さらに文化祭や体育祭などの行事を中止したり、規模を縮小して開催する高校が多かった。コロナ感染拡大で学校に行けない期間が長かったことと、みんなで一緒に何かをする体験がないまま1年が過ぎたことが不登校に影響しているのではないでしょうか」