匿名さん
SNSならば無償をうたっていることが多く、かかっても交通費や検査費用など実費程度。受け取った精子はシリンジで注入するため、費用もほとんどかからない。匿名性も高く、最後の手段としてSNSに頼る人が増えているのだ。「だれが見ても怪しいのに…」無法地帯のツイッターで精子提供者を探す女性が絶えないワケ 値段が安く、匿名なのがむしろ良い
Twitterで「精子を提供する」という男性と「子供を作りたい」という女性が出会い、トラブルになっている。成蹊大学客員教授の高橋暁子さんは「探す側、提供する側、双方が高い匿名性を求めてTwitterを利用している。だが、あまりにリスクの高い行為だ」という――。
こうした精子提供を取引するSNSとしてInstagramやFacebookではなく、Twitterが選ばれる理由は複数ある。そもそも匿名性が高く、目的に応じて複数アカウントを作成、利用しやすいこと。テキストのみでもよく、ハッシュタグで同じ目的・興味関心の人がつながり、拡散しやすいことなどが挙げられるが、それだけではない。
SNSの多くが禁止事項を挙げ、問題ある投稿は削除されることが多い一方で、Twitterはまるで無法地帯だ。性犯罪やドラッグ売買などの個人間取引だけでなく、詐欺などの犯罪への使用や、誹謗ひぼう中傷も非常に目立つ。