匿名さん
「お金がかかる競技」と言われるが、金銭的な負担はやはり大きい。フィギュア選手の親って大変? 「お金がかかる」と言われる競技、コーチ料の相場は…
元フィギュアスケート日本代表で「THE ANSWERスペシャリスト」を務める中野友加里さんは、ビギナーファン向けに競技にまつわる素朴な「17のギモン」に答えるミニコラムを大会期間中、毎日掲載。14問目は「フィギュアスケート選手の親って大変?」。
「まずはスケート靴ですが、実は靴とエッジはそれぞれ別のメーカーに売られています。10代の若手選手でも良い物を揃えると、靴本体で7~8万円、エッジが8万円前後。衣装は、初めのうちは母の手作りで節約していましたが、シニアになり、国際大会になると専門のデザイナーに発注するようになりました。ヨーロッパでは10万円弱で頼めることもありますが、トップ選手でこだわりのある選手は50万円以上かけることがあると聞きます。
用具だけではなく、所属クラブがないと大会に出られません。クラブに属するということは先生につくということ。先生にお支払いする月謝に、練習するリンクの施設使用料など。コーチの指導料は30分2000~4000円が相場でしょうか。トップ選手になると、海外に合宿に行く選手も多いのですが、飛行機にホテル代、レンタカーも含め、自己負担。振付師やコーチにお支払いする日当もあり、費用はかなり膨らんできます