匿名さん
「この目標に対しては、僕の周りのスポーツに関する研究者たちはたいてい冷めた反応を示していました。スポーツ庁が掲げる「スポーツ嫌いを減らす目標」が的外れな訳 | FRIDAYデジタル
スポーツ庁が掲げている「スポーツ基本計画」。その中のひとつが、スポーツが嫌いな中学生を現在の16%から5年かけて8%に半減させるという目標だ。スポーツ嫌いは悪いことなのが? 平尾剛教授に聞いた。
個人的には、好き嫌いに踏み込んで嫌いなものを好きにさせること自体がナンセンスだと思います。音楽や美術などと同じく、あくまでもスポーツが文化の1つとしてあると考えれば、嫌いな人を無理矢理好きにさせるなんておかしいですよね」
体育が学校の科目の中にあることが、そもそも運動の本質から離れているわけですが、そこから見直そうという動きは出ていない。そこまで踏み込んでやるのであれば、スポーツ嫌いを減らすということの中身も伴ってくると思いますが、どうしても数字合わせに見えてしまいます。
スポーツ庁の長官も、以前の鈴木大地さん、現在の室伏広治さんと、ご自身ができる人ですから、苦手意識を持った子どもの心情とそれに向き合う教員の苦労に想像が及びにくいのだと思います」