匿名さん
「私の通っていた中学には、警察沙汰になる子、障害を持つ子、給食費が払えない子など、本当にさまざまな子がいました。世の中にはいろいろな人がいる、という当たり前の感覚は、やはり公立中時代に大きく培われたと思います。ただ、地域や学校差はあるでしょうが、私の学校の場合、勉強は基本的に『できない子』に合わせる感じだったので、勉強意欲がある子にとって、授業は退屈でした」30代女性・Aさん(メーカー勤務)中学受験せず公立中学で苦しんだ人たちが語る「“多様性”の中で学んだこと」 | マネーポストWEBマネーポストWEB
年々、過熱する中学受験。首都圏模試センターによれば、2022年度の1都3県の中学受験者総数は、推定5万1100人に達し過去最多。受験率も17.3%と過去最高となったという。だが、そうはいっても公立中...
「僕の通っていた公立中は、当時かなり“荒れていた”ほうだったのですが、だからこそ学んだことも少なくない。いろんな人が雑多にいる環境のなかでどう生き残るか、“サバイバル術”を覚えたことが、その後の人生に大きく役立ちました」
「私は地味で目立たないタイプで、学校のなかでは“優等生”キャラでしたが、平和に暮らすためには地元のやんちゃな同級生たちと仲良くしていくことが必須でした。彼らのカルチャーや価値観を尊重しつつ、試験前には丁寧に勉強を教えたことも。一人の不良と仲良くなったら、その不良がほかの不良から私を守ってくれるようになったりして、新鮮な驚きがあったのを覚えています。自分と違うタイプの人たちを避けるのではなく、距離感をつかみながらうまく関わっていく大切さを学びました」30代男性・Bさん(IT企業勤務)