匿名さん
特に問題なのは、上位1~3割程度の生徒しか国公立大学を目指さない高校です。「是が非でも国公立大学を目指せ」という教師と「私立大学でもいい」と思っている生徒のマインドの乖離が問題になっています。問題の「ゼロ限補習」… 地方の公立高校に多い「自称進学校」とは?無駄な指導のオンパレード!?
進学校の中でも、生徒の学力レベルを超えて過度に大学受験を意識した指導がされている高校が「自称進学校」と呼ばれ、最近注目を浴びています。特に地方の公立高校に多い自称進学校。その問題点について考察します。
こうした自称進学校では、文系私大志望の生徒にも、受験に必要のない数学を履修させるといった、学習意欲と進路指導との間におけるミスマッチも起こっています。
また、表紙の色で難易度が分かれていて受験生なら誰もが知っている数学の有名な参考書についても、そもそも自称進学校では発展・応用までの数学力を必要とする生徒はそれほど多くないにも関わらず、オーバースペックな教材として問題となっています。基礎的な問題から中堅私大、地方国立大、旧帝大レベルまで網羅されている良い参考書ではありますが、自称進学校では結果的に解くことができない問題の方が多くなってしまい、こなせない生徒が続出しているのです。