出産か仕事か? 産婦人科医が説く 30代女性の心と体に本当に必要なこと

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匿名さん



出産か仕事か? 産婦人科医が説く 30代女性の心と体に本当に必要なこと

女性の健康についてYouTubeなどで積極的に情報を発信する産婦人科医の高尾美穂さん。先月出版した『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』(講談社)には、心と体に向き合うための大切なヒントが書かれています。毎月の生理、妊娠、出産、更年期と、女性の人生は、女性ホルモンの変動によって常に大きく揺さぶられることを意識すれば、人生は快適に過ごせる、と高尾先生は語ります。出産とキャリアなどで人生の選択を迫られる30歳前後の女性たちは、どのように自分の心と体に向き合えばよいのか、聞いてみました。
■若い人たちに知ってほしい。早い段階から「出産」を意識して
――女性には、転勤も含め仕事を結婚や妊娠より優先して続けていくのか、それとも結婚や妊娠を優先するのか、選択を迫られてしまう時期がありますね。

高尾: 残念ながら女性の妊孕性(にんようせい=「妊娠するための力」)だけは時間的なリミットがあります。なので、女性の場合は特に、自分がどういう人生を思い描いているのかについては早い段階で考える機会が必要です。生物学的には30代後半から妊娠できる可能性が大きく下がっていく。さらに言えば20代の方が妊娠する確率が高いのは明らかです。

20代前半の時、できれば社会に出るくらいのタイミングで、将来的な人生全体を俯瞰して自分はどうしたいのかを一度考える必要がありますね。

■仕事か、出産か。妊娠の時期、どう決断する?
――産むか産まないかの「決断」、難しいです……

高尾: 多くの人の意識に「子どもがいた方がいい」というバイアスが掛かっていると思います。女性は「産む性」と言われていますが、正確には「産める性」です。

産むか産まないかは、女性自身の選択です。自分が「子どもが絶対に欲しい」「何となく欲しい」「欲しくない」の3つのグループの中でどの中に属するのかを意識しておくとよいと思います。

そしてその決定を人のせいにしないことです。「自分なりの理由をもって選ぶ」ということです。「社会の流れに従ったから」「周りに言われたから」というような理由で決断してしまうと、後から納得のいかない結果になった時に、人のせいにしてしまって前に進めなくなってしまいます。

例えば、自分の将来像として、「子どもが3人庭で遊んでいる」というシーンを思い浮かべる人は、妊娠しやすい年代の単身海外駐在は避けた方が無難かもしれません。やはり子どもができやすい環境に自分を置くことが必要だからです。

朝の7時から24時まで仕事のことを考えていて、残りの時間で性交渉を持って子どもができるか、というと、なかなか難しいのではないかと思います。リラックスさせる副交感神経の働きが落ちると、卵巣の機能も落ちるからです。男性の精子の状態も、三連勤明けとそうでない時では全く違うと言われています。それぐらいに子どもを授かることはナイーブなものです。体は正直なんですね。
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