「120cmの男児は女湯禁止」「小学生にブラジャーは必要ない」日本の謎ルールはどこから生まれるのか

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匿名さん



「120cmの男児は女湯禁止」「小学生にブラジャーは必要ない」日本の謎ルールはどこから生まれるのか おかしなルールには作る側の勝手な願望がある

学校でも社会でも、意味不明なルールに出合うことは少なくない。なぜそのようなルールが生まれるのか。人気エッセイストであり、ハーフでもあるサンドラ・ヘフェリンさんは「例えば、子供の混浴制限を年齢でなく、身長でする温泉がありますが、背の高い異性の子供がいて『不愉快に感じる』というのは、まわりの大人の都合です。おかしなルールの背景には間違った前提や思い込みがある」という――。
■男児が女湯に入っていいかが「身長」で決まるおかしさ
私が暮らす東京都の条例では「7歳以上の男女を混浴させないこと」としていますが、浴場によっては年齢のほかに110センチや120センチなど身長に制限を設けているところが少なくありません。

同じ年齢なのに、背の低い男児は母親と一緒に女湯に入ることができ、背が高い男児はできない、というのはある種の問題をはらんでいるように思います。

■背が高いからといって、しっかりしているわけではない
日本では背が高い子供に対して「性格も大人びている」と考えがちです。

子供の背が高いからといって「しっかりしている」わけではありません。ところが子供を見た目、つまりは身長で判断すると、「それぐらい背が高ければ、これぐらいのことはできるはず」という考えにつながってしまいます。この点については今一度考え直してみてもいいかもしれません。

■「小学生女児にブラジャーはいらない」はセクハラではないのか
ルールを設けた理由について「汗で濡ぬれた下着をつけたままだと風邪をひくから」と説明している学校もあります。

でも、成人した女性に対して、たとえその女性が身体を動かす必要のある仕事に就き、汗をかくことが想定されていても「風邪をひくからブラジャーをつけるのは禁止」といったルールが課されることはありません。もしそのようなルールがあったらセクハラだと言われてしまうことでしょう。

小学生であっても胸の発育した子はいますし、ブラジャーが必要な子もいます。そういったことを考慮せずに「子供にはこうあってほしい」「子供には子供らしくあってほしい」「だから子供にブラジャーはそぐわない」というような大人側の願望がこのルールからは見て取れるのです。ルールを作った側に間違った前提があったといえます。
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