匿名さん
事例1:コロナ禍あらゆるものをベタベタ触るブームの娘。「ママ、躾しなよ」と叱られてスーパーで商品をベタベタ触りたがって聞かない子、知らないおじさんに「ママ、躾しろ」と叱られて…
2歳前後のイヤイヤ期は、自己主張が増えて親を翻弄する時期。中でもお買い物の最中に言うことを聞かないということで悩まれる方も多く、頭痛の種になりがちです。今回はAll About編集部で募集したお買い物中に困った子どものエピソードを2つ挙げて対応策を考えていきます。
2歳の長女はお店のあらゆるものを触っていくという独特の行動にはまっていました。コロナで感染対策が取られている中、手すりやスーパーの惣菜コーナー周辺など全て触っていきます。「それはやめなさい」と伝えて「おてて繋ごうね」とやめさせようとしても、何としてでも触りたいといって聞きません。
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「ママ、躾しなよ」と知らないおじいさんから怒られるなど、周りから白い目で見られて早々に家に帰るしかないという状況が何度も続きました。(相談者 36歳女性)
■言葉が通じにくい乳幼児期は親が「一貫した行動」でメッセージを
2歳ということで俗にいう「イヤイヤ期」に該当します。…「早々に家に帰るしかないという状況が何度も続いた」ということですが、子どもとのやりとりは大荒れしてしまってからでは、そこから声かけだけで立ち直るほうがまれ。いったん引き上げるというこの対応は有効といえます。
ここでのポイントはママのメッセージと行動が一貫していることです。もしママが「触ったらお家に帰るからね」と言っているにもかかわらず結局は帰らないのであれば、子どもは「触ってもお家に帰ることはないから大丈夫」と認識してしまいやめないでしょう。
言葉が通じにくい時期ほど、“言われたこと”よりも、“自分の身に起こったこと”から子どもは学びます。もしお家に帰るのが実現不可能なのであれば、「触ったらカートに乗る」とか、「触ったらすぐにお店の外に出る」というように実現可能な約束をして、それを実践することによりしっかりとしたメッセージが伝わりやすくなります。