妻殺めた80歳「あかんたれの夫や」、繰り返す「ごめん」 老々介護の末、手にした1本の包丁

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匿名さん



妻殺めた80歳「あかんたれの夫や」、繰り返す「ごめん」 老々介護の末、手にした1本の包丁 | 神戸新聞

「私が殺したことに間違いありません。ですが、妻の同意を得て殺しました」 神戸地裁で1月11日にあった...
(一部抜粋)
 しかし、会うたびに「痛くてたまらん。もう死にたい」と訴えるようになった母に、長女は「死んだほうが楽なのかな、それなら楽にさせてあげたいと正直思っていた」と明かした。父と3人で安楽死を望む会話もしていたという。
***
弁護側の動機を尋ねる質問に、男は絞り出すような声で答えた。

そして、事件当日の夜について説明を始めた。

 妻は体の痛みを訴え、薬が効かずに苦しんでいたという。「救急車を呼んで」「救急外来に連れていって」と求めてきた。救急外来は2日前にも訪れたばかり。聞く耳を持たない妻に、男はこう言ったという。

 「あっちこっち病院に行って薬を飲んでも、痛みがなくならへんのやったら、死ななしょうないな」。すると妻は、「あんたが一緒に死んでくれるんやったら私も死ぬ」と返答した。

 妻がトイレへ行く間に、台所の包丁を1本手に取り、手提げ袋へ入れたという。夜に2人で車に乗って向かったのは、元気なころに散歩していた近くの公園。路上に停車し、シートベルトを外した。

 「ここよく来てた公園やで」。声を掛け、左手で助手席に座った妻の右手を握る。そして、右手で包丁を取り出し、何も言わずに刺した。妻は「痛い!」と大きな声を出した後、「お父さん、あんたも死んでよ」と言ったという。男は「わしも死ぬからな」と言いながら、複数回刺したと説明した。
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