匿名さん
「マンションを買ってあげても、おねだりは無くなりませんでした。毎月の交際費100万円のほとんどは彼女との『交際費』で消えていきました。さすがに怖くなってきてショッピングデートをしているときに『もう残高もないんだ』って打ち明けました。彼女は『だったらもういい。帰る』と拗ねてしまった。引き留めようと手をつかむと『私は弄ばれた。あなたの会社に全てを話すわ』と言い出しました」62歳大手役員が「初不倫」ですべてを失う……男性を骨抜きにした35歳看護師の“ヤバすぎる正体”(麻未 知花) @moneygendai
作家で恋愛セラピストの麻未知花氏はこれまで1万人以上から、恋愛相談や不倫の聞き取り取材を行ってきた。彼女に身の上を打ち明けた男女は、財界人、教育者、芸能人、プロスポーツ選手まで多岐にわたる。今回は彼女が受けた相談のなかでも特に印象深かった男女関係を渾身リポートする――。
流石に小北氏も頭にきたようで、「毎月100万円近く使っているのに、横領までしろというのか!」と怒鳴り声をあげ、震える拳を必死に抑えた。身の危険を感じた女は、怒鳴られた事に対して逆ギレして、その場を走り去って逃げたそうだ。そして本当の修羅場が始まる。
「その日は、有休を使ってデートをしていたので、私は時間を潰してから帰宅したのですが、彼女は私と別れた後、そのまま私の会社に出向き、すべてばらしてしまいました。証拠として、ベッドの上で撮った2人のショットだけでなく、2人のマンションや、白紙の領収書を撮った写真までメールで送ったそうです」
当然、社内で大問題となった。交際費が渡されなくなり、会社中で噂のネタにもなり、小北氏は大勢の冷ややかな目に晒されるようになった。しばらくすると会社から小北氏の提出した領収書と、使用したとされる交際費には「矛盾がある」と突きつけられて、翌月には北海道に左遷を命じられた。解雇されなかったのは、会社側の最後の配慮だろう。そして当然だが妻には配慮されなかった。
その後、小北氏は左遷先で、20代前半の社員の雑用係として働かされ、屈辱な毎日を送った。会社には居づらくなり結局、退職をした。職を失い一家離散。残ったものは絶望だけ。
「愚かな話ですが、妻と娘に絶縁されてやっと、大切だったはずの自分の居場所を、自分自身の手で壊してしまったことに気が付きました。娘や孫と一緒に楽しそうに出かけている同年代の男性をみると、涙がでてきます」