匿名さん
「夫は極端な偏食だったんです。野菜の類いはほとんどダメ。アレルギーではなく、食べず嫌いなので、結婚するときは、料理次第で食べてくれるのではないかと期待していました。せめてキャベツとか白菜とか大根とか、そんなにクセのない野菜ならいけるかなと思ったんですが、まったく箸をつけようとしない。白菜が入っていたら、鍋物にも手をつけないんですよ」「食の不一致」で離婚に発展した例も。「家族をもつべきではなかった」と呟いた夫に妻は…
食べ物と性にまつわる相性は、いいに越したことはない。ともに暮らしながら夫の食生活を理解できないふたりの女性が、その実情を語ってくれた。
(中略)
食卓で夫だけがカップラーメンをすする光景が虚しすぎたとカズエさんは言う。夫自身もいづらくなったのか、自室で食事をとるようになり、徐々に会話がなくなっていった。
「昨年、娘が小学校に上がるときにこのままでいいと思うか、夫と話し合ったんです。そうしたら夫も『疲れた。オレは家族をもつべきではなかった』と言い出して。じゃあ、離婚しようということになりました。私は娘を連れて実家に戻りました。実家では私以上に食べることが大好きな両親に囲まれて、食が細かった娘も元気いっぱいになったのでホッとしています」