匿名さん
──実は僕自身も中野区に住みながら双子育児をしていたのですが、バスでベビーカーNGということは特になかった気がするんです。双子ベビーカーでまさかの乗車拒否。ガラ空きのバスで…運転手の“ひと言”にもア然 | 女子SPA!
生後2ヵ月の双子をベビーカーに乗せた秋澤春梨さん(都内在住/当時)が、都バスから「乗車拒否」を喰らったのは2018年5月のことだった。場所は渋谷駅前。車内には乗客も2~3人しかいなかったため、当初は…
秋澤:中野区だったんですか? だったら話は早いかもしれませんね。実はそこは大きなポイントで、同じ中野区を走るバス会社でも関東バスや京王バスは双子ベビーカーOKなんです。ダメなのは都営バスだけ(※当時)。だから私も都営バスさんに聞いたんですよ。「他社さんは大丈夫なのに、なぜ都営バスさんだけ?」って。そうしたら向こうはなんて言ったと思います? 逆に関東バスや京王バスのほうがルール違反だと主張するわけですよ。「なんだったら両社に業務改善命令を出さないといけないな」みたいな感じで。
──おかしな話ですよね。双子ベビーカーOKのバス会社が存在するということは、技術的にダメだという理由がなくなるわけで。
秋澤:ええ、ですからそこは会社としての考え方の話になってくるんです。簡単に言うと都営バスという組織はお年寄りが仕切っているものですから、経営方針も「お年寄り優先」というのが第一に来るんですね。「すべての老人が席に座れる状態にする」というのが至上命題。もっとも「お年寄りに優しく」という基本方針にしたって、厳密に言うなら「自力で歩ける老人には優しく」ということなんですけどね。「弱者に優しく」という角度では決して考えていないわけですよ。自分たちの身の周りにいる人間に手厚くするというか、マジョリティを相手にした経営方針になっているので。