匿名さん
所定内労働時間の減少により、日本人の働く時間は減少傾向にあるものの、一部に大きな負荷がかかっているだろう実態がみえてきました。それは民間企業だけでなく、公務員も同じよう。平均手取り32万円だが…「精神的にツラいです」疲れ切った「国家公務員」の悲痛|資産形成ゴールドオンライン
労働環境が改善され、長時間労働など昔話のように語られるようになりましたが、一方で「残業時間は減っていない」という実態があります。それは、民間企業だけでなく公務員の世界でも同じこと。みていきましょう。
同白書によると、国家公務員(一般職)の2019年、超過勤務の年間総時間数は、全府省平均で219時間、本府省で348時間、本府省以外で190時間となっています。これは2020年1月15日時点で国家公務員在職者のうち、2019年度中に超過勤務手当の対象となった人の1人当たりの同年1年間の超過勤務時間数です。
国家公務員(25万3,000、平均年齢42.7歳、平均経験年数20.9年)の給与は基本給33万6,333円、諸手当を入れて41万4,729円。手取りにすると30万~32万円ほど。今年度の国家公務員の給与について、人事院の勧告通り、3年ぶりに月給・ボーナスともに引き上げることを決定しました。
公務員の給与は民間準拠という前提があるので、大きく増えることはないものの、やはり安定性は魅力。しかし、一部に大きな負荷がかかり、「精神的にツラい」という声はSNSなどでも拡散。「公務員離れ」を加速させています。国家公務員はまさに国を運営するのに不可欠な存在。精神的にも健康で働くことのできる環境が求められています。