匿名さん
日本人は「みんなで貧乏」になるしかない…金融のプロが「1ドル=500円の大暴落が起きる」と断言する理由 世界一の「現金バラマキ」を続けてきたツケ
日本円の価値がどんどん下がっている。今月20日には、一時1ドル=150円を突破し、32年ぶりの円安水準が続く。モルガン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)元日本代表の藤巻健史さんは「お金のバラマキを続けてきたツケだ。政府や日銀に止める方法はなく、日本人は貧乏になるしかない」という――。
以上のように「お金がじゃぶじゃぶの状態が問題だ」と分かってきた他国の中央銀行は、遅まきながらもQT(量的引き締め)を始めたか近々開始する予定だ。
一方の日本は、QTを始められないどころかQE(量的緩和)をやめることさえできない。新発国国債と借換債計百数十兆円を超低金利で購入してくれる機関など日銀以外には存在しないからだ。
日銀が購入せざるを得ない。入札には民間金融機関が参加しているが、それは即、日銀に転売する日銀トレードが目的だ。日銀が撤退すれば、国債市場は総崩れ(=長期金利暴騰)だ。
長期金利が急騰すれば、日銀はとんでもない債務超過に陥り、政府は支払い金利急増で予算など組めなくなる。したがって日銀は未来永劫、QEを継続しなければならない。
回収され奪い合いになるドルと毎日天から降ってきて価値が希薄化していく円、どちらが強くなるかは明白だ。これが、1ドルは400円から500円とまでドル高が進行すると私が予想する理由だ。