匿名さん
毎日、殴られては死ぬことしか考えられない日々を過ごしていく中で「このままでは本当に殺されてしまう」と思った私は、泣きながら母親に「生活費もすべて自分で賄うから、どうか家から逃げさせてほしい」と懇願した。そのたび、母親は激昂して「あんたはいいよね、ここから逃げられるんだから」と私を罵り、私を地獄に縛りつけようとした。「大学はぜいたく品」と門前払い…生活保護を受けられない“貧困学生”の過酷すぎる現実 | 文春オンライン
「貧困家庭に生まれ育った自分が『大学に進学したい』と思うのはいけないことなのでしょうか。奨学金を借りて大学に通っていますが、親が使い込んでしまって結局はアルバイトで生計を立てています。先月、体を壊して…
「もしこの家から逃げるなら金輪際、学費の入金は止める。本気で逃げたいなら、あんたが大学を辞めたら考えてやってもいい」と言った母親は、きっと、同じ地獄を共有する私が自分の元から去ることを極度に恐れていたのだと思う。
「自分の今も、将来も、両方守ろうなんて都合が良すぎるのよ。それは欲張りすぎる。本当に今が辛いなら、将来のことなんて捨てられるでしょう?」
そう言った母親の顔を、声を、あのとき感じた絶望を、私は死ぬまで一生忘れることはないと思う。
虐待された子供たちが大学に進学したいと思うことは、贅沢だろうか。