匿名さん
出版相次ぐ「9割本」、ベストセラーも...「結局何が9割」皮肉る声 識者鳴らす「警鐘」: J-CAST ニュース
書名に「9割」を含む、通称「9割本」が書店を席巻している。2021年には「人は話し方が9割」がベストセラーとなり、今やビジネス、健康などあらゆるジャンルから「9割本」が出版されている。一方で、その数の多さゆえに、ネット上では「結局何が9割なんや」と疑問に思う声も聞かれている。ビジネス数学に詳しい識者は、9割本を手に取る読者に対し「『9割だから正しい』という思想は極めて危険」と警鐘を鳴らす。大ヒット
「日本で1番売れた本」――。19年9月発売の書籍「人は話し方が9割」(著:永松茂久、すばる舎)の帯には、こんなフレーズが躍っている。(中略)近年は同氏の書籍以外にも、ビジネスや健康、教育、宗教など様々なジャンルから「9割本」が登場している。
「9割本ブーム」はいつ頃からはじまったのか。国立国会図書館に所蔵されている、タイトルに「9割」を含む書籍の数を調べると、2000年代前半までは年に1~3本程度だったのが、2000年代後半には年30本以上登場するように。14年には90冊を超える本が世に送り出され、その後は年60~70冊前後で推移している。
一方で、その出版数の多さゆえに、ネット上では「数打てば当たる感がすごい」「こういう決めつけてる本苦手」「結局何が9割なんや...」などと疑問の声も散見されるように。