匿名さん
自分で息もできない「超重症児」の我が子を産んで…40歳母親の嗚咽「預け先がない、仕事を辞めるしかない、ローンが払えない」(中西 美穂,週刊現代) @gendai_biz
「口からご飯も食べられない、自分で息をすることもできない、歩くこともできない。この子をどのように支えていけばいいのか、ローンを組んでせっかく建てた家も、子どもがこうなるなんて思っていないから、バリアフリーになんてなっていないですし......」。そう話すのは、今年3歳になる、洋平君(仮名)を介護する母親の敦子(仮名・40代)さんだ。洋平君は出生時のトラブルにより、脳性麻痺となり、3歳になる今も自分で座ることも歩くこともできず、寝たきりだ。
「今の在宅医療は、介護者のことなんて考えられていない。その状態で、行政も病院も在宅移行を進めてくる。家庭の状態なんて考えていないんですよ。働くことを優先するとなれば、もう施設に預けるしかない。でも、障害を負っていても我が子には変わりなく、施設の選択も、子どもを見捨てることになるのではないかと、葛藤を抱いてしまう。
どちらにしろ、障害を負った子どもを持つ母親は重責を、十字架を背負わされるのです。じゃ、なんで救ったんだって、医療を否定するわけではないけれど、そこに行き着いてしまいます。それは、ふとした瞬間に思いますよ。預け先がない、介護で夜が寝られない、なんで私、こんなに追い込まれなきゃないんだって。なんで私、子ども産んじゃったのかなって......」