匿名さん
専業妻にボヤきたくなる男たち。「経済的には僕がワンオペ」なのに家事育児は分担という理不尽
セコいことはわかっていても、「誰が稼いだと思ってんだ!」と心の中でボヤきたくなるときはある。たとえば、こんなときもそうだろう。
■掃除くらい完璧に
専業主婦になりたいと言ったのは妻のほう。それならそれで、家事はできるだけちゃんとやってよね、と言いたくなるのは夫として当然だと、マサキさん(44歳)は言う。
妻は同い年で、ふたりの間には14歳と10歳になる息子たちがいる。
「ふたりともサッカーをやっているので、洗濯物が尋常じゃない多さ。それだけで1日終わるわ、だから他の家事にまで完璧を求めないでというのが妻の言い分。でも、うち、乾燥機を使っているんですよ。つまり洗濯物は洗濯機が乾燥まで全部やってくれるわけ。トイレなんかは息子たちにも掃除させているし、風呂掃除は僕の役割。週末は日頃行き届かない換気扇や窓拭きなども僕がしています。妻のほうがずっと楽していると思うんだけど」
ただ、このケースでも、彼が言いたいのは「経済的には僕がワンオペ」ということだ。
「家事はほぼ4人でやっているようなもの。だけど稼ぐのはワンオペ。これって不公平じゃないのかと妻に言ったことがあります。そうしたら彼女はものすごい勢いで怒り出して、『子どもたちが小さいころ、あなたは全然、家事も育児もやろうとしなかった。あのころの私のつらさを考えたら、そんなことは言えないはず』と。でも僕、子どもたちが小さいころは夜泣きにも対処していたし、できる家事はしていたと思うんですよ。何が妻を怒らせているのかわからないけど、大変だったという思いが残っているから記憶を誤って上書きしているんじゃないかと思う」