匿名さん
関東地方に住む女性(40代)は長男が不登校になった時、自分を責めた。「産んでよかったの」「欠席の電話連絡が苦しい」 不登校の子を持つ親の自責〈AERA〉
不登校の子どもの数が24万人超と、過去最多になった。不登校の子を持つ親は、追い詰められてしまうことが多いという。AERA 2022年12月12日号から。 埼玉県...
「死にたい」「生まれてこなければよかった」「どうして俺を産んだんだよ!」
毎日のように大声で叫び、女性に詰め寄った。2階のベランダから飛び降りようとしたこともあった。長男が苦しむ姿を見るうち、女性は自分を責めるようになった。
親になってよかったのか、この子を産まなければこの子は苦しまずに済んだのでは……。自問自答を繰り返した。
「当時の記憶がほとんどありません。それだけ、追い詰められていたのだと思います」
埼玉県に住む女性(40代)は、「学校に欠席の電話連絡をするのが苦しかった」と打ち明ける。
中学1年の娘と小学4年の息子が長年不登校になっている。当初、学校への連絡は「登校できる日だけ」でよかった。それが2年前、校長が代わったのを機に、「欠席する日」は学校に電話連絡するよう求められた。
「子どもが学校に行けないのは決して悪いことではないとわかっていても、『不登校』と口に出すと胸にグサッときて、うちの子は学校に行けていないんだと再認識させられるんです」