匿名さん
部屋の色や光、音をカスタマイズできる筑波大のアクセシブルスタディルーム。「自分が安定するための刺激」を得ることができる発達障害学生10年間で6倍に増加 各大学が支援体制を強化、筑波大は専用スペースも〈AERA〉
日本学生支援機構の調査によると、発達障害のある大学生は年々増加し、ここ10年で約6倍に増えている。各大学は発達障害学生への支援に取り組み始めている。...
「アクセシブルスタディルーム」と名付けられたこの部屋は、発達障害学生らが学んだり、休んだりするスペースとして活用されている。佐々木准教授は言う。
「授業を受けるというのは、けっこうストレスがかかるんです。外部刺激を減らして集中できる環境を作りたいと考えました」
同大では、アクセシブルスタディルームのほかにも、発達特性のある学生同士が集まるグループ活動を実施したり、支援ツールを貸し出したりと手厚くサポートしている。
高校までは、勉強ができていれば発達特性があっても「スルー」されるケースも多かった。一方、大学では、前年度のテスト内容を先輩や友人と共有したり、時間割を自分で決めたりと、授業を受けること以外に情報収集する力が求められる。優先順位をつけることが苦手だと、途端に大学生活が立ち行かなくなるという。