匿名さん
教員が「アイドルのコンサートに行くので授業を休みます」はありか…現役小学校教員の痛快な答え 「今日、家族で沖縄に出かけるので学校休みます」はありか
「明日、家族で出かけるので学校休みます」。家族の自己都合で子供を欠席させる行為は認められるべきか。現役の小学校の教員・松尾英明さんは「どうしてもその日に休みたい必然的な理由があり、欠席した分の授業は家庭でフォローするという前提であれば許されるでしょう。今の時代、保護者も学校ももっと『休み』に寛容になっていい。教員も年休消化のためにもプライベートでの休みを積極的にとるべき」という――。
では、教員が「来週、大好きなアイドルグループのコンサートに行くので、休みます」といったケースはどうだろうか。
同僚の教員目線でいえば、恐らく「許せない」あるいは「その理由ではとてもではないが休めない」という人もいるのではないだろうか。一般の人々も、同じように感じるかもしれない。なぜ許せない、あるいはその理由では休めないという心理になるのか。単純に「ずるい」あるいは「周りに迷惑をかけるのは申し訳ない」と感じるからである。自分は学校に出てがんばっているのに、と。周りもきっとそう思うだろう、と。また、保護者目線でいえば、子供をほったらかしにして授業はどうするんだ、と身勝手さに憤慨することもあるに違いない。
だが、ここに大きな誤り、落とし穴がある。
要は「自分もがんばっているから、あなたもがんばるべきだ」という、自己中心的な、道連れ的な発想である。これを、逆にして「自分も楽しむからあなたにも楽しんでほしい」とすれば全ての人にとっての幸せベースの発想になるのではないか。
この発想で、子供が休むのを「楽しんできてね!」と受け止める。あるいは、同僚がその理由で休むのを気持ちよく見送る。教員に限らず働く大人は、これからは互いにそうしたスタンスが必要だ。