匿名さん
居場所はどこ、中高年のひきこもり61万人 交流の仕組みづくりに光:朝日新聞デジタル
自宅と職場や学校の往復だけに終わっていないだろうか――。高齢化が進む中、仕事や子育てを終えた後にも孤立することなく人と交流できる仕掛けが求められており、石川県輪島市の共生施設の取り組みなどが注目され…
内閣府の2018年度の調査では、半年以上自宅に閉じこもる「ひきこもり」は40~64歳が全国で推計61万3千人。15年度調査で判明した15~39歳の推計54万1千人を上回った。
石川県輪島市にある共生拠点「輪島カブーレ」は障害者を中心に、親子、高齢者、旅行者が「ごちゃまぜ」に交流する。今、新たな社会実験として注目を集め、全国から視察が絶えない。
坂口茂市長(65)は「低成長時代ではモノの消費は限界がある。人と人との交流をつくることこそが未来を作る」と考えたという。空き家などを活用し、家、職場、学校でもない「第三の居場所」が完成。カブーレで交流した人は、18年は延べ約10万人だったが、21年は倍増した。