匿名さん
後輩女子が「産休・育休」を繰り返すので「負担が増える」48歳独身女性、そのモヤモヤをどう晴らせばいい?《成熟スイッチ相談室》(林 真理子)
発売1ヵ月で12万部を突破した林真理子さんの話題の新書『成熟スイッチ』。同書には「成熟」へと向かうためのヒント=「小さなスイッチ」が、林さんの豊富なエピソードとともに書かれています。
●お悩み:産休・育休を繰り返す後輩をうらめしく思ってしまう
10歳年下の同じ部署の後輩女性が、一人目の子の育休が終わってようやく復職したと思ったら、すぐに二人目の子を妊娠し産休、その後は育休に入ると聞きました。
以前も、彼女が休むことで、明らかに私に負担が回ってきましたし、今後も部署の人員が増えることはなさそうです。
私は結婚には縁がなかったのですが、独身を貫いてきたせいで、こうした負担がかかり続けるかと思うと、とてもつらい気持ちになります。どうすればよいでしょうか。(48歳・女性)
●林さんの回答
少子化の世の中ですから、産む側の「周りの理解が得られず、つらい」という意見はクローズアップされるようになってきました。でも、一方で、こうして「割を食う」人が陰で泣いているのなら当然、社会全体で考えていかないといけません。
まず上司や人事部に訴えるべきです。「彼女がお子さんを産むことについては応援したい気持ちでいっぱいですけど、仕事でこちら側の負担ばかり増えるのは納得できない」と、ちゃんと主張しましょう。貴方の言い分はまちがいなく正しいですから。