匿名さん
埼玉県在住のパート主婦・タカコさん(仮名、45歳)は、1着のセレモニー服を15年以上も大切に着ているそうだ。その背景には経済的な理由があるという。滅多に着ない「セレモニー服」の出費に頭を悩ませる主婦たち 「フリマアプリ活用」「同じ服を長く着る」などの工夫も | マネーポストWEBマネーポストWEB
昨年来、続く物価高により、家計は厳しい状況が続く。支出を減らすため、節約を意識する人は多いだろう。2月発表の総務省「家計調査」によると、コロナ前の2019年と比較し、2022年は「冷凍食品」などへの...
「子供たちのハレの日がやってくると、嬉しい反面、出費が多すぎて頭が痛くなります……」(タカコさん)
タカコさんの夫の年収は約450万円。タカコさんは近所でパートをしており、年間で100万円ほどの収入がある。自身は普段から贅沢をするタイプではないものの、子供たちの塾代や進学準備にかかる費用により家計は常に火の車だそうだ。
「子供にはお金のことでやりたいことを諦めてほしくないので、夫婦ともに頑張って切り詰めていますが、子供2人で月10万円近い塾代の出費は本当に辛いです。そんな家庭の経済状況を察してか、それぞれ公立高校や国立大学のみに絞って受験すると言い、勉強を続けてきました。子供たちに気を使わせてしまって本当に申し訳ないと思っています」
(中略)
「教科書代、制服代……。子供たちの合格を祝う一方、この春は一体どれくらいお金がかかるのかなと思ってしまいました。私が収入を増やせたらいいのですが、稼ぎすぎると、税金や社会保険料もかかってしまうので厳しくて……。贅沢をしてきたわけではないのですが、こんなに苦しい生活になるとは思っていませんでした」
子供優先でお金を使っているため、タカコさんの身なりを整えるお金はほぼ0円だ。「中古であっても私のセレモニー服を買う余裕はありません」と話していた。「でも肩パットが入っていてデザイン的にも古さを感じるので買い換えたいのが本音」と苦笑する。