「賃貸より持ち家」の人が犯している「致命的な勘違い」…簡単に“損得”を判断できない理由

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匿名さん



「賃貸より持ち家」の人が犯している「致命的な勘違い」…簡単に“損得”を判断できない理由(大原 みはる) @moneygendai

住まいは賃貸と購入のどちらが得か―。居住用不動産をめぐって、とにかく論争が尽きない長年のテーマだ。ただ、筆者は以前から、それが話題になるたびにずっと不毛だと感じてきた。その理由はズバリ、この論争に絶対的な勝者がいないからだ。別の言い方をするなら、この論争には、全員を納得させる答えが、はなから存在しないのである。
※以下抜粋※

「購入のほうが得」になる条件とは何か。それは、物件を所有し続けている間に、収入の激減や家族の別離、災害や事故といったトラブルに巻き込まれることなく、まさに「計算通り」の人生を送れるということである。

この条件がクリアできなくなると、購入した家を安く売却してでも引っ越しせざるを得なくなったり、住み続けたとしても当初の想定以上に費用がかさむなどして、賃貸に比べて得だと思われていたそろばん勘定が大きく狂ってしまう場合があるのだ。

現実には、こうしたリスクは間違いなく存在している。上記の様々なリスクのうち、たとえば離婚一つとっても、統計データ上、3組のうち1組の夫婦が離婚していると言われるくらいだから、そうそう他人事でもない。

住宅購入後のリスク要因はたくさんあるが、一般的な自宅用物件の購入者にとってリスクを回避できる仕組みといえば、せいぜい建物にかけられる損害保険や、ローン負担者が病気や事故で亡くなっても困らないための団信(団体信用生命保険)くらいではないだろうか。ただしこれらでは、離婚はもちろんのこと、勤務先の業績悪化で年収が激減したり、退職することになったとしてもカバーされないのである。

そんな考えを突き詰めていくと、結局、賃貸と購入のどちらがいいかは、「今後の人生がすべて計算通りなら、購入に軍配が上がるが、そうはいっても人生何があるかわからないしね」という結論となり、そもそも両者の損得(勝ち負け)を判定しようとすること自体が、無意味な試みではないかとさえ思えてこないだろうか。
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