発達障害がキャラ化して「バブル状態」の異様、裏に日本人の“承認依存”文化

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匿名さん



発達障害がキャラ化して「バブル状態」の異様、裏に日本人の“承認依存”文化

承認欲求は、社会にさまざまな影響を及ぼしている。そしてそれは、発達障害ブームや陰謀論の蔓延にも通じているという。本稿は、斎藤環著『「自傷的自己愛」の精神分析』(角川新書)の一部を抜粋・編集したものです。
「承認依存」文化のもとでは、コミュニケーションスキルやつながりのありようについての自明性の水位が上昇します。つまり、かつてよりも要求される水準が上がっているのです。もしかつての私が現代の若者集団の中にいたら、「コミュ障」ないし「アスペ」のレッテルを貼られていた可能性が高い。これは謙遜などではなく、私自身は私にそんなレッテルを貼る社会の方がおかしいと確信していますが、それはそれとして、かなり生きづらい経験をしたであろうとは想像してしまいます。

要求される水準が上昇した結果、人々の「異常」に対する感受性も上がり、ちょっとした外れ値を見つけては「異常者」のレッテルを貼りやすくなっていると考えられます。つまり、昔であれば「空気が読めず、ときどき変な挙動をする、孤立しがちな変わり者」で済んだものが、今は「あの人はアスペだから」ということになってしまう。こうした風潮は明らかに間違っていますし、この風潮の背景に「承認(つながり)依存」が確実に存在することを、私は確信しています。
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