なぜ老親は陰謀論を信じやすいのか…中高年期に突然妄想が出現する「遅発パラフレニー」の恐ろしさ

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匿名さん



なぜ老親は陰謀論を信じやすいのか…中高年期に突然妄想が出現する「遅発パラフレニー」の恐ろしさ 「昭和の頑固オヤジ」ほどネット上で豹変する

老親の問題行動には、どう対処すればいいのか。精神科医の益田裕介さんは「老年期に見られる『遅発パラフレニー』といった精神疾患、もしくは認知症の前駆症状の可能性がある。老年になって発達障害の特性が強く現れることもあり、手厚いケアが必要」という――。(第2回)
■「昭和の頑固オヤジ」ほどネット上で豹変しがち
親がネットで誹謗中傷を繰り返していることで、悩んでいる子どももいます。

社会の価値観の変化を受け入れられず、ネットに怒りを吐き出してしまうのです。

現役時代にはそれなりの地位にあった人が、そうした行動に出ることも多いようです。

■中高年期に突然妄想が出現する「遅発パラフレニー」
中高年期に突然妄想が出現する、「遅発パラフレニー」という病気があります。

統合失調症の妄想は荒唐無稽なものが多いのですが、「遅発パラフレニー」の場合、もっと日常的で、一見真実のように見えるのが特徴です。

「近所の○○さんに悪口を言われている」
「商店街に詐欺師がいる」
「携帯電話をハッキングされている」

といったものです。

妄想以外に目立った症状がなく、家族もトラブルが起きるまで放っておくことが多いため、診断が遅れがちです。

■認知症の前駆症状の場合も

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